昭和38年5月8日。南宮崎〜北郷間の開通により、志布志〜南宮崎間が「日南線」となりました。あれから63年。今日はその誕生日です。
開通の歴史
日南線は、宮崎県南部の海岸線に沿って走るローカル線です。1963年(昭和38年)5月8日、南宮崎〜北郷間の開通をもって志布志〜南宮崎間が全通し、「日南線」の名がつきました。
開通当時は蒸気機関車が牽引する列車が走り、多くの人や貨物を運び続けました。海沿いを走る車窓からの景色は、地域の人々の日常であり、旅人たちの記憶でもあります。


前川橋りょうを渡り、御召仕業に向けて宮崎機関区を目指すC11 200+C56 92(1973年4月10日と思われる)
C11 200は志布志機関区所属、C56 92は宮崎機関区所属でした。
63年後の日南線
63年が経った今も、日南線は静かに沿線の日常を支えています。蒸気機関車からキハ40へ、時代は変わっても、志布志駅から始まる始発列車の朝の光景は変わりません。

1997年7月27日志布志市で開催された、みなと祭に合わせて日南線沿線から団体列車が運行され、8両もの気動車が集まった志布志駅。1987年3月13日の志布志機関区廃止以来、こんなに多くの気動車が集まったのは、この時が最初で最後かもしれない。

平成7年11月の全国豊かな海づくり大会の関連で運行された、お召列車のキハ185が串間駅からの御乗用に備えて、福島今町駅で待機中の姿です。

通称”マヤ検”と呼ばれる高速軌道試験車マヤ34を牽引して日南線を検測するDE10 1209。このDE10は1987年5月に佐賀県で開催された全国植樹祭で御召列車を牽引しました。銀色の連結器の解放テコに面影が残っていますね。
日南線福島今町駅

2004年3月12日を最後に日南線からキハ58とキハ28が姿を消しました。
志布志駅で撮影しましたが、運行最終日にかかわらず、他に鉄道ファンの姿は見当たりませんでした。

2002.3.31青島駅に並ぶキハ31とキハ58 1132
以前は3月に南宮崎ー青島間に「フラワー号」という臨時列車が走っていました。この日は直方から応援にきた
キハ58 1132+キハ28 2444が運用に入っていました。

2023年10月28日に日南線全線開通60周年記念行事が行われました。定期列車に滅多に付くことがない特製ヘッドマークも掲げられました。

2026年3月ダイヤ改正では、南郷ー志布志間が4本減便され、2両編成の運行も定期では見られなくなりました。
それでも、1両のキハ40が停泊して、翌朝乗務員の点検を受けて、始発列車は宮崎を目指します。
末端区間と呼ばれ、「日南線(油津・志布志間)の将来を考える会議」も進められ、近年大きな変化があると予想されるけど、誕生日おめでとう、日南線。

コメント